特集
2017.5.1
お酒・飲み会に関する英語フレーズまとめ
今回は、お酒や飲み会に関する英語フレーズを特集します。
友達や同僚を飲みに誘うときに便利な表現から、乾杯のかけ声、酔っ払い具合を表現するフレーズまでご紹介します!
飲みに誘うフレーズ
ストレスを緩和したり、コミュニケーションを円滑にしてくれるお酒。お酒を飲む習慣は、古今東西を問わず、人々の間に深く根ざしたものです。そのため、日本語の「飲む」やフランス語の ”boire”、ドイツ語の ”trinken” など、多くの言語において「飲む」という動詞がそれだけで「お酒を飲む」という意味で使われています。
英語の “drink” もその例に漏れず、”Do you drink?” のように目的語なしで自動詞として使った場合、通常は「お酒を飲む」という意味になります。また、”get a drink” のように名詞で使った場合も「お酒」の意味で使われることがあります。
以下、飲みに誘うときに便利なフレーズをご紹介します!
- Why don’t we go for a drink?
- 1杯飲みにいかない?
“go for” は「~を求めて行く」という意味。”go for lunch” にすれば「ランチに行く」になります。 ”Why don’t we ~” の部分は、代わりに “Let’s ~” にしても、”Go” から始めてもOKですが、いずれもカジュアルな言い方です。
日本語の決まり文句と同じで ”a drink” が厳格に「1杯」を意味するわけではないのですが、1杯では終わりたくない場合には “Go for a drink, or two?” といった言い方をする場合もあります。”Sure!” などと言う代わりに “Or more? Sure!” と答えても面白いですね。
なお “a drink” を “some drinks” としても問題ありませんが、一般的には ”a drink” とされる場合が多く、よりカジュアルな印象を与えます。
- Do you want to go out to get a drink?
- ちょっと飲みにいかない?
“Do you want to ~” は直訳すると「~したいですか?」になりますが、そこから転じて「~しない?」 と相手の意向を確認する、くだけた誘い文句です。
そのほか、「~してくれない?」と簡単なお願いをする場合も “Do you want to check this for me?”(ちょっとこれ確認してくれない?)のように使えますが、こちらもカジュアルな表現です。
”go out” は「出かける」という意味の句動詞です。(詳細はコチラ)
なお、とてもフランクな口語表現になりますが、”Wanna get a drink?” という言い方もできます。
- If you are not busy, would you like to get a drink?
- もしお忙しくないようであれば、飲みに行きませんか?
こちらはやや改まった表現です。”would like to ~” は “want to” の丁寧な言い方ですね。
“If you are not busy” は “If you have time”(もし時間があれば)や “When you are free”(あなたが時間のある時)などと言うこともできます。
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「お酒は飲まれますか?」って英語で?
雑談などでは、お酒についての話題になることもあるかと思います。そんなとき、「お酒は飲まれますか?」はどのように英語で表現するのでしょうか?
多くの人が間違えがちなのが、“Can you drink alcohol?” という表現。これでは「アルコール(という成分)を飲むことができますか?」となってしまい、アレルギー体質について尋ねているような文になってしまいます。
“Do you drink alcohol?” は、文法としては問題ないのですが、前述のとおり “drink” 自体に「お酒」の意味が含まれることから、くどい印象を与えてしまいます。
ということで、結論は、シンプルに “Do you drink?” とするのがベターです。
「乾杯!」を英語で
- Cheers!
最もよく使われる表現なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?日本語の「乾杯!」に最も近いのが “Cheers!” です。
ちなみに “Cheers” は、イギリス英語では「ありがとう」や「さようなら」の意味で使われることも多く、メールの文末に置いたり、別れ際の挨拶で使ったりします。
- Toast!
“toast” には「パンを焼く」という意味以外にも、幸せや成功を願って乾杯する、という意味があります。
「乾杯しましょう!」は “Let’s make a toast!” と表現でき、結婚式などのフォーマルな場で用いられることが多いです。
- Bottoms up!
こちらは文字どおり「グラスの底を上げて!」ということから、「乾杯!」という意味で使われる表現です。
ちなみに、”s” を取ってハイフンでつないだ ”bottom-up” は、組織の意思決定などが下位から順になされる様子や、方法などが詳細から徐々に全体的になっていく様子を表す形容詞になります。その反対は日本語でも時々耳にする ”top-down” です。
- Here’s to ◯◯(人の名前)!
“Here’s to Joe!” とすれば、「Joeに乾杯!」となります。誕生日会や送別会などでは、主役の名前があげられるでしょう。
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多民族国家であるアメリカでは、それぞれのルーツとなる国の言葉を用いた「乾杯!」を耳にする機会も多いかもしれません。
例えばよく聞くのが、アイルランド系の人々の “Sláinte!”、イタリア系の人々の “Salute!”、メキシコ系の人々の “iSalud!” などが挙げられます。
酔い具合を英語で
- I’m drunk.
- 酔っ払った。
これはよく聞く表現ですよね。「酔っ払ってきた」は “I’m getting drunk.” と表現できます。
- I’m wasted.
- ベロンベロンに酔っ払った。
酔いつぶれるくらいに酔っ払った場合は、このように表現します。
同様の表現としては “I’m hammered.” や “I’m blitzed.” が挙げられます。”I’m done.” もかなり酔っ払ったことを意味する表現です。
- I’m tipsy.
- ほろ酔いだよ。
ほどよく酔っ払った場合は “tipsy” を用いるのがよいでしょう。“I’m buzzed.” も同様の表現です。
”I’m feeling it.” も、そのコンテクストから「少し酔っ払ってきた」という意味になります。
- I’m sober.
- まったく酔ってないよ。(しらふだよ。)
「酔いがさめてきた」は “I’m getting (becoming) sober.” や “I’m sobering up.” と表現できます。
また “I need to sober up.” で「酔いをさまさないと」となります。
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「お酒に強い/弱い」って英語で?
お酒が沢山飲める人のことを「お酒に強い」などと表現しますが、日本語につられて “strong” を使うのは間違い。”strong” は、お酒自体の強さ(アルコール度数など)を表す場合に用いられます。(反対に、アルコールの弱いお酒には “weak” を用います。)
「お酒に強い」は、例えば “tolerance”(耐性)という言葉を用いて、”I have a high [low] tolerance.”(私はアルコール耐性が高い [低い] です)と表現します。
日本語で言う「ザル」のように大量のお酒が飲める場合は、“He drinks like a fish.”(彼は大酒飲みだ)といった表現もあります。
ほかには、シンプルに “I can [can’t] drink a lot.” で「私は沢山お酒が飲めます [飲めません] 」という言い方も。ちなみに ”can” を用いずに “I drink a lot.” と言うと、お酒の量ではなく、お酒を飲む頻度が沢山ある、という意味になってしまうのでご注意ください。