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特集

2017.4.21

動詞を強調する ”do” の使い方

今回は、動詞を強調する “do” についてご紹介します。

以下の文をご覧ください。

A:
Why didn’t you call me yesterday?
B:
I did call you many times, but you didn’t answer.
A:
どうして昨日電話くれなかったの?
B:
したよ、何度も。でも、そっちが出なかったんじゃないか。

Bのセリフでは、“call” の前に ”did” が置かれています。単に “I called you ~” と言うのと、どのような違いがあるのでしょうか?

強調のdo

これは、肯定文の動詞の前に “do” や “does”、”did” を置く「強調のdo」と呼ばれている用法。ある事柄が事実であることを強調する際に用います。
時制に関わらず動詞は原形になり、話し言葉の場合は、”do (does / did)” に強勢を置きます。

Bは、「私があなたに電話をした」という事実を強調するために “did” を使っているのですね。Bのセリフの「したよ」は「た」の部分に強勢が置かれている感じを想像してもらうと、”did call” のニュアンスが理解できるのではないでしょうか?

ニュアンスの違いを理解

「強調のdo」はその文で述べられていることが事実であることを強調するために使われるもので、その行為の程度などについて強めているわけではありません。このことを理解するために、以下の2つの文を比較してみてください。

I do like natto.(納豆は好きだよ。)
I really like natto.(納豆は大好きだ。)

前者は「私は納豆が好きだ」という事実を強めていることになり、例えば「納豆は嫌いですよね?」や「どうして納豆が嫌いなのですか?」といった質問をされた際に使われる表現です。
これに対し、後者の “really” は「好き」の度合いを強めていることになります。

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ネイティブは “I like ~ very much.” とは言わない!?

「~が大好きだ」という際、”very much” を用いて “like ~ very much.” と表現するということは、中学校で習いましたよね。
しかしネイティブスピーカーは、”like” を強める際に “very much” を用いることはせず、”really” を用いるそうです。なんでも “like ~ very much” はとても古風な言い方なのだそう。多くの日本人が知らない事実かもしれませんね。

ちなみに ”Thank you very much.” や “enjoy ~ very much” などと言うのはナチュラルな表現なので、ご安心ください。

be動詞や助動詞の文を強調するには?

be動詞や助動詞が使われている文の強調については、be動詞や助動詞を強く言うことによって「強調のdo」と同じような意味合いを示すことができます。

なお、書き言葉ではbe動詞や助動詞を斜体にして、そこが強く言われていることを示すことがあります。

I can’t speak English, but I can speak French.
英語は話せないが、フランス語なら話せる。

※canに強勢が置かれる

A:
Why aren’t you going to John’s birthday party?
B:
I am going to the party.
A:
どうしてジョンの誕生会に行かないの?
B:
行くって。

※amに強勢が置かれる

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