裏方のつぶやき「スタッフルーム」
2014.5.16
異文化交流クッキングバラエティー!
お久しぶりです、イズミールです。
先日TVをつけたら、「妄想ニホン料理」という番組がやっていました。
外国人がなにやら紙を広げてクイズのようなものを出題している…。
はじめは「英語の教育番組かな?」と思ったのですが、なにやら違う様子。
観ていたら、コンセプトがユニークでついつい最後まで観てしまいました。
この番組、なにがユニークかと言うと、
日本料理を全く知らない海外の有名シェフやレストランを訪ね、
お題となる料理のヒントを3つ伝え、その料理を創作してもらうというものなのです。
出されるその「お題」が、また一工夫あって面白いんです。
たとえば、フランス人間国宝のパン職人に出された【お題:メロンパン】。
<ヒント>
・メロンは使わない
・上からと下からで触った時の感触が違う
・口の中でくっつく事がある
な~んて、アバウトな3つのヒントから妄想して職人はパンを創作しなくてはいけません。
どんな、はちゃめちゃなヒントが出ても、あくまで真剣にその創作に打ち込みます。
その料理だけでなく、その国や文化をイメージしながら試行錯誤しながら料理を完成させるんです。
今回私が見た回は、イギリスの売れっ子パティシエが来日。
日本人パティシエ達と、互いの国のお題のお菓子を創作し合う、というもの。
日本からは、 “タイ焼き” と “落雁(らくがん)”
イギリスからは、 “ファット・ラスカル” と “イートンメス”
みなさん、このお菓子知っていますか?
ヒントからの妄想を頼りに市場での食材探し、調理現場まで取材は密着します。
料理が完成したところで、オリジナルのお題と対面、ついに種あかし…!!
創作した料理がオリジナルに近いかどうかは重要ではなく、
凝らされた工夫や、装飾の美しさ、心遣いに驚きや感動があったり、
ロケ後は、出題者も創作した人も、幸せそうな笑顔であふれます。
そこに異文化交流が生まれる。という訳なんですね~。
これも料理を通じて生まれる、コミュニケーションのかたちですね♪
次回はどんな、お題が飛び出すのか?今から私も妄想中です(笑)