これって英語で?「なるほど英語」
2011.2.1
「貧血」は英語で?
新年に入って忙しいからといって、ちゃんと食事をとらないと貧血で倒れちゃうから気をつけよう!
コタエ: anemia
解説
“ne” のところに強勢を置いて、「アニーミア」のように発音します。
”anaemia” のように2つ目の音節を ”ae” とつづることもありますが、現在では上記のつづりの方が主流で、特に米語でその傾向が強いようです。
「貧血」の訳語として、“lack of blood” や ”poor”(貧しい)の名詞形である ”poverty”(貧困)を使った、“poverty of blood” などを載せている辞書もあるようですが、少なくとも現代の英語ではこうした表現は使われていません。
人が「貧血である」という場合は、“have anemia” や “develop anemia” のように言うことができます。また、”anemia” の形容詞形の ”anemic” を使って、“be anemic”ということもできます。
(形容詞形の方も名詞と同じように ”anaemic” とつづる場合がありますが、こちらも ”a” なしのつづりの方が主流です。)
なお、形容詞形の ”anemic” は以下の例のように比喩的用いて、「元気のない、沈滞した」という意味になる場合があります。
“The new regulations will probably not have much affect on the anemic economy.”
「新たに施行される法令は、おそらく停滞した経済にはあまり効果が期待できないだろう」
ところで、小学生のときに朝礼で校長先生の話があまりにも長いと貧血を起こしてしまう子がよくいましたが、貧血でふらふらしてしまった場合は、めまいがしていることを意味する ”dizzy” という形容詞を使って、”be dizzy from anemia” のように言うことができます。動詞は ”be” の代わりに ”feel” や ”get” も使えます。
めまいだけではなく、実際に倒れてしまった場合であれば、「意識を失う」という意味の ”pass out” を使って、“pass out from anemia” と言えます。”pass out” の代わりに ”faint”(失神する)を使って、“faint from anemia” でも構いません。
ちなみに、”faint”(失神する)という動詞は音だけ聞くとスポーツなどで相手を惑わす動きという意味の「フェイント」を思い浮かべるかもしれませんが、こちらは ”feint” というスペルが違う別の言葉になります。
冒頭のジョンのセリフは次のように英訳することができます。
“I’ll make sure to eat properly, even if I’m busy after getting the new year started, so I won’t feel dizzy from anemia.”
(新年に入って忙しいからといって、ちゃんと食事をとらないと貧血で倒れちゃうから気をつけよう!)
▼こちらの表現も併せてチェックしてみてね!
「体調がよくない」って英語で?