これって英語で?「なるほど英語」
2017.11.21
「集中する」って英語で?
連休明けって、どうしても仕事に集中できないのよね…。
- concentrate
- focus
- get in ~ mode
- get in the zone
解説
(1)concentrate / focus
何かに注意や注目をしているとき、または人や事柄に対して意識や関心などを向けているときに使うことができます。「~に集中する」のように目的語を伴う場合は、どちらも “on” を用います。
ジェシカのセリフも以下のように表現できます。
“After a long weekend, I just can’t seem to concentrate on work.”
(連休明けは、どうしても仕事に集中できない)
反対に、やらなければならないことに対して身が入らなかったり、気が散っているときには、“I can’t focus.” や “I can’t concentrate.” などと否定文で使います。
なお厳密には、“concentrate” には「あることについて神経を集中させて考える」という意味があり、”focus” には「人や物に対して(特別な)関心や注意を向ける」という意味がありますが、実質的には同義語として使うことができます。
“It’s really hard to [concentrate / focus] on studying when the weather is so nice outside.”
(こんなに天気が良い日に勉強に集中するのはとても難しい)
(2)get in ~ mode
「~のモードに入る」という意味で、ある特有の仕事やタスクに集中して取り組むことができる状態になっているときに使われるフレーズです。”mode” の前に名詞や動名詞を置くことで様々な状況を表すことができ、例えば “study mode” で「勉強のモード」になります。
- A:
- How is that novel going?
- B:
- I haven’t been writing much recently. I just haven’t been able to get into writing mode.
- A:
- 例の小説、進んでる?
- B:
- 最近あんまり書けていないんだ。いまいち書く気分になれなくて。
(3)get in the zone
ある課題や任務にしっかりと集中し、やるべきことを能率的にこなす、という意味です。”get” を含めず、”(be) in the zone” のみでも使うことができます。
”zone” は、”mode” と同じように、ある特有の精神状態のことを意味し、仕事以外にも勉強やスポーツ、執筆などに対して使うことができます。また ”in the zone” は、嫌々ではなく楽しんでやるべきことを行う、というニュアンスを含んでいます。反対に、集中できないときには ”(be) not in the zone” と否定文として使うことができます。
- A:
- Did you finish your essay last night?
- B:
- No, I just couldn’t get in the zone after dinner.
- A:
- 昨日の夜、小論文書き終えた?
- B:
- ううん、夕食の後集中できなくってさ。
Example sentences
“It’s hard to get back into work-mode after taking a long vacation.”
(長期休暇を取った後は、仕事モードへ戻るのが難しい。)
“He started the soccer match slowly, but after he got in the zone, he was unstoppable.”
(彼はサッカーの試合開始時にはゆっくりと動いていたが、完全に集中した後は彼の動きを誰も止められなかった。)