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これって英語で?「なるほど英語」

2013.10.15

「了解」って英語で?

ちょっと遅れるかもしれないから、先に行ってていいよ。

了解

コタエ: OK. / (I’ve) Got it. / Understood.

解説

“OK.”“Got it.”“I’ve got it.” は、相手が言ったことを了解したことを示すために、さまざまな場面で、さまざまな相手に対して使うことができる表現です。例えば、冒頭のジェシカとジョンのやり取りは “Got it.” を使って、以下のように英訳することができます。

ジェシカ: “I might be a little late, so you can go ahead.”
ジョン: “Got it.”

 

“(I’ve) Got it.” と似ていますが、”I get it.” と動詞を現在形にした表現は、相手から説明などを受けた際に、その内容を理解したことを示すために使われるものです。

“Do you get it now?”
(これで分かったかな?)
“I get it.”
(分かった)

 

“OK.” や “(I’ve) Got it.” と比べると、“Understood.” はもう少し改まった感じがするため、親しい間柄ではあまり使われず、むしろ以下の例のように会社の上司などから指示を受けたような場面で使われます。
※なおこの場合 “I understood.” のように “I” を入れるのは不自然とされます。

“I need the documents on my desk by the end of the day.”
(今日中に書類を私のデスクの上に置いておいてくれ)
“Understood.”
(了解です)

 

同じ ”understand” でも現在形の ”I understand.” は “Understood.” のように指示などを了解したことを示すのではなく、相手から伝えられた自分にとって好ましくない情報を受け入れることや、それに納得したことを示す際に使います。

“I’m sorry, it’s company policy to give away the seat if the customer is more than 30 minutes late.”
(申し訳ありませんが、会社の決まりでお客様が30分以上遅れた場合、座席は空席待ちの方に提供することになっています)
“I understand.”
(分かりました)

上記に加えて、相手の言ったことを真剣に受け止めている、ということを示すために使われる場合もあります。

“You can’t tell a soul about this.”
(このことは誰にも言っちゃだめだよ)
“I understand.”
(分かった、言わない)

 

「了解」を意味する他の英語表現に “Roger (that).”“Copy that.” というのがあります。どちらも元々、無線で通信を行う際に使われていた言葉が一般に広まったものだと考えられています。
また、「書き留める」「心に留める」などの意味で使われる ”note” という動詞を使った表現 “Noted.” もありますが、こちらはややぶっきらぼうな感じがする言い方です。
ここで挙げた表現はいずれも、“OK.”“(I’ve) Got it.”“Understood.” などと比べるとやや使用頻度は低くなります。

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