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映画で英語「シネマEnglish」

2020.8.19

グッバイ、リチャード!

グッバイ、リチャード!イメージ

Introduction

「余命180日です」。大学教授・リチャードに告げられた突然の余命宣告。博学でエレガント、真面目な夫として美しい妻と素直な娘との何不自由ない暮らしを送っていたはずの人生は一変。リチャードは残りの人生を自分のために謳歌しようと決心し、やりたい放題の生活を始めるが…。

主人公リチャードを演じるのは、ゴールデングローブ賞をはじめ数々の賞に輝くハリウッドを代表するカリスマ、ジョニー・デップ。唯一無二のキャリアを歩む、彼自身を投影したかのようなリチャードの生き様は、観るもの全てに“自分の人生を歩む”ことの勇気と大切さを教えてくれる。

英語でトリビア

余命180日の崖っぷち男が、人生の愛おしさを見つけるライフ・ファインディングドラマ!ここでは、劇中のシーンで用いられた英語表現をご紹介します。

“to be (quite) frank” 正直に言うと、率直に言うと

これは本当の気持ちや考えを相手に素直に伝える表現です。これから自分が話す内容が相手にとって聞き入れにくいものであること、またそれに対して心の準備をしてほしいことを伝える際に使われます。なお、”to be honest”とも言い換えることができます。

映画では、医師がリチャードの健康状態について話すシーンで、次のように使われています。

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Doctor:In fact, to be quite frank, it looks pretty bad.
医師:正直かなり悪い状態です。
“beat around the bush” 遠回しな言い方をする

これは本題に触れるのを避けて、遠回しに話すという意味の表現です。狩りをするときに茂みを少しずつ周りから叩いて、隠れている獲物をおびき出す様子が由来とされています。反対に、思い切って自分の考えを話すことを、”come right out and say it” と表現します。

映画では、医師がリチャードの健康状態について話すシーンで、次のように使われています。

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Doctor:Rather than beat around the bush, I’m just gonna come right out and say it.
医師:遠回しにせず、素直に言わせてもらいます
“no longer ~” もはや~ない

これは過去から現在にいたる状態や気持ちの変化を示す表現で、「昔はそうだったが、今はそうではない」というニュアンスがあります。ちなみに、この表現よりややカジュアルな印象を相手に与えますが、“not anymore”も同じ意味で使われる表現です。

映画では、リチャードが生徒たちに語りかけるシーンで、次のように使われています。

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Richard:I no longer have time to be wasted, nor do I intend on wasting yours.
リチャード:私にはもう時間がないし、君らの時間も無駄にしたくない。
“get treatment” 治療[処置]を受ける

怪我や病気などを治すために、処方薬を服用したり、手術を受けたりすることを意味します。

映画では、リチャードがピーターに癌であることを告げるシーンで、次のように使われています。

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Peter:What are we gonna do?
ピーター:どうするんだ?
Richard:I’m gonna fill my medicine cabinet and… I’m gonna ride this thing out.
リチャード:鎮痛剤で薬棚を一杯にして、時を待つ。
Peter:You’re not gonna get treatment?
ピーター:治療は受けないの?
Richard:No.
リチャード:受けない。
“Would you mind if I ~?” ~してもいいですか?/~してもよろしいでしょうか?

自分が何かをしても良いか相手に許可を求める表現で、これから何かをしたいときにのみ使われます。“Can I ~?” や “Could I ~?” よりも丁寧であるため、ビジネスなどフォーマルな場面でより使われます。似た表現に”Would you mind ~?” がありますが、これは「〜していただけますか? 」と、相手に何かを依頼するときに使われるとても丁寧な表現です。

映画では、リチャードがタバコを持っている生徒を探しているシーンで、次のように使われています。

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Richard:Do you smoke?
リチャード:喫煙者か?
Male Student (A):No.
男子生徒A:いいえ。
Richard:You look like you do.
リチャード:吸いそうだが。
Male Student (B):I do, professor Brown.
男子生徒B:僕は吸います。
Richard:Would you mind if I have one?
リチャード:1本もらえますか?
Male Student (B):No, not at all.
男子生徒B:ええどうぞ。
“It’s an honor (to ~).” (~することができて)光栄です。、光栄に思います。

これは特別な機会や体験に対する感謝の気持ちを伝える表現で、フォーマルな場面や、敬意を表する相手に対して使われます。例えば、ビジネスにおいて取引先の重役などに初めて会うときに、“It’s an honor to meet you.” (「お目にかかれて光栄です。」)のように使われます。

映画では、ヘンリーがパーティーの余興を行っているシーンで、次のように使われています。

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Henry:While everyone’s being served, I just wanted to say a couple of words. On behalf of both myself and my lovely wife, welcome. It’s an honor to have each and every one of you here.
ヘンリー:準備している間に一言言いたい。妻も私も皆さんを心から歓迎する。集まってもらえて非常に光栄だ。

作品情報

タイトル グッバイ、リチャード!
原題 The Professor
監督 ウェイン・ロバーツ
出演 ジョニー・デップ、ローズマリー・デウィット、ダニー・ヒューストン、ゾーイ・ドゥイッチ、ロン・リビングストン、オデッサ・ヤング
提供・配給 キノフィルムズ / 配給協力:REGENTS
公式サイト https://goodbye-richard.jp/
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