これって英語で?「なるほど英語」
2017.11.28
「関係者」って英語で?
スケジュールが変更になったことを関係者に連絡してくれない?
- all parties involved
- concerned parties
- interested parties
- stakeholders
解説
(1)all [parties / persons] involved
あるプロジェクトや課題、イベントなどに直接関わりのある人々を指す表現です。”party (parties)” には、社交的な集まりの意味の「パーティー」のほかに、「(ある行動を共にする)一行、グループ」という意味があります。
“All persons involved are required to sign a non-disclosure agreement.”
(関係者は機密保持契約書にサインをすることが義務付けられています)
“We need to send out an announcement to all parties involved.”
(関係者に通知状を送る必要がある)
ジョンのセリフも以下のように表現できます。
“Could you notify all parties involved of the update to the schedule?”
(スケジュールが変更になったことを関係者に連絡してくれない?)
似た表現として、“people involved” や “everyone involved” も「関係者」という意味で使えますが、“all [parties / persons] involved“ に比べるとカジュアルな印象になります。
なお、これら表現は、直接関係者に連絡を取ったり呼びかけたりするときには使われません。例えば、複数の関係者にメールを送るときには “Dear all”(皆さんへ)という宛名を使うことができ、この表現には少しカジュアルさが加わります。
また、受け取り先の相手をよく知らなかったり不明だったりするときに「関係者各位」と言いたい場合には、“To whom it may concern” が使われます。
(2)[concerned / relevant] [parties / persons]
(1)と同じ意味で使うことができるフレーズです。ニュアンスも同じなので、どちらを使っても変わりはありません。
“If there are any changes to the terms of the contract, concerned parties will receive an updated copy.”
(契約条件に変更があったら、関係者は最新版のコピーを受け取ることになっている)
“Concerned parties will receive notifications to the changes in their accounts.”
(関係者は口座内の変更について通知を受け取るだろう)
(3)interested [parties / persons]
ある特定の課題やプロジェクト、イベントなどに、興味または関与がある人々のことを意味します。このフレーズは、直接的な関わりはない人や、今後関わることを希望している人なども含んでいる場合があります。
“All interested parties are welcome to apply on our official homepage.”
(すべての関係者は自由に公式ホームページで申し込むことができます)
“We will hold a briefing for all interested parties.”
(すべての関係者に対して説明会を開く予定です)
(4)stakeholders
ある行動やプロジェクトの成果・結果に対して、利害関係が発生する人々や影響を受ける立場の人々のことを意味します。主にビジネスの場面で使われる表現です。
“The solution to the problem has to respond to the needs of all stakeholders, not just rich donors.”
(その問題に対する解決策は、裕福な資金提供者だけでなく、利害関係者のニーズに対応していなければならない)
“All of the stakeholders gathered to discuss how to improve the company.”
(その会社をどのように改善させるかを議論するためにすべての利害関係者が集まった)