これって英語で?「なるほど英語」
2017.6.26
「遠慮しておくよ」って英語で?
せっかくだけど、今回は遠慮しておくよ!
- I’ll pass.
- I’d rather not.
- I’ll take a rain check.
- Maybe another time.
解説
ジョンのセリフのように相手の誘いを断る際には、“Thanks, but I’ll pass this time.” のように言うことができます。
日本語でも誘いなどを断る際に「パスする」という言い方をしますが、英語でも ”pass” を使った ”I’ll pass.” はカジュアルな場面で使うことができます。”I think” をつけて ”I think I’ll pass.” のように使うこともできます。
「~をやめておく」という意味の ”give ~ a miss” という表現を使った ”I’m afraid I’ll have to give it a miss.” という言い方も「遠慮しておく」の意味で使えるフレーズですが、こちらは主としてイギリス英語で使われる表現です。
もっと丁寧な表現を挙げるとすれば、”I’d rather not.”。丁寧な表現ゆえに、”pass” を使った表現と比べると断り方が弱いため、このフレーズで断った場合は、「そんなこと言わないで、一緒に行こうよ」のように言って説得する余地が相手には残されていることになります。
「今回は無理だけど、ぜひまた誘って」という気持ちを積極的に示したい場合は、スポーツなどのイベントが雨天中止になった際にもらう「後日使える無料入場券」を意味する ”rain check” を使って、”I’ll take a rain check.” や ”Can I take a rain check?” のように言うことができます。(動詞は ”take” の代わりに ”have” も使えます。)
これらの表現は「次回の誘い」に前向きである場合や、誘いに応じたいが事情が許さないといった状況で使われるものなので、誘われた事柄にそもそも興味や関心がない場合やあまり乗り気でない場合には使われません。
同様に「また今度」のニュアンスを含む表現としては ”Maybe another time.” や ”Maybe later.” などがありますが、”rain check”を使った表現とは異なり、これらの表現は必ずしも次の誘いに前向きというわけでありません。そのため以下の例文のAのように、その場ですぐに「次回」の提案をしたりすると、押し付けがましい印象を与えることになります。
- A:
- Want to go drinking Friday?(金曜日飲み行かない?)
- B:
- Maybe another time.(また今度かな。)
- A:
- OK, how about Saturday?(そっか。じゃあ、土曜はどう?)
ただし、以下の例のように断った側が自分から提案するのは問題ありません。
- A:
- Want to go drinking Friday?(金曜日飲み行かない?)
- B:
- Friday? Maybe another time…. are you busy Saturday?(金曜?またの機会かな…土曜日は空いてないの?)