ナチュラルな英会話に「使いこなす句動詞」
2017.3.1
look at
こちらのコーナーでは、動詞+副詞 または 動詞+(副詞)+前置詞 によって構成され、特別な意味を生じる「句動詞」について解説します。
それぞれの句動詞が持つ意味やニュアンスをしっかりと理解して、よりナチュラルな英語表現を目指しましょう!
(1)見る
“look at” には、意識的に目を向けて「見る」という意味があります。
- Chloe:
- Ooh, Mom! Look at the squirrel!
- Sally:
- Why are you looking at squirrels, Chloe? We see squirrels every day.
- Chloe:
- Their tails are so cute!
- Sally:
- [laughs] Come on, let’s go look at the flamingos.
- Chloe:
- わぁ、ママ!あのリス見て!
- Sally:
- Chloe、なんでリスを見ているの?リスなら毎日でも目にするじゃない。
- Chloe:
- 尻尾が可愛いんだもん!
- Sally:
- [笑って]ほらおいで、フラミンゴを見ましょうよ。
ちなみに “look” と “see”、“watch” の違いは分かりますか?以下のページも併せてチェックしてみてくださいね。
▼こちらもCheck!
同じ「見る」でも違う!“look” “see” “watch” の使い方
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“not much to look at” という表現は、直訳すると「見るところがそれ程ない」ということからも分かるように、「見どころがない、魅力がない」という意味になります。
- My car isn’t much to look at, but it can go 0 to 100 kph in 7 seconds!
- Jim:
- I may not be much to look at now, but I was the most handsome guy in town. Just ask your mother!
- Austen:
- [rolls eyes] Sure, Dad…
- Jim:
- お父さんは今はそんなカッコよくないかもしれないけど、昔は町で一番のハンサムだったんだぞ、お母さんに聞いてごらん!
- Austen:
- [呆れた様子で]はいはい、パパ…
(2)調べる
“look at” には「調べる、見直す」といった意味もあり、ビジネスの場面で書類やレポートなどに目を通す際によく使われます。
- She looked at the problem and found a solution.
- 彼女はその問題を調べ、解決策を見つけた。
- The company is looking at new ways to cut production costs.
- その企業は生産コスト削減のための新しい方法を検討している。
- Val:
- Did you look at the spreadsheet I sent you earlier?
- Pramila:
- Not yet. I’ll look at it before I leave tonight.
- Val:
- さっきあなたへ送ったエクセルの資料はもう見てくれた?
- Pramila:
- まだ見ていないの。今夜帰る前に見ておくわね。
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“take a look at” や “to have a look at” も “look at” と同じく「~を見る」という意味でよく使われ、前出の会話例でも “look at” と言い換えることができます。
(3)見てごらんよ / 見てみろ
“look at you” という表現には全く異なる2つの意味があり、意味に応じてイントネーションが異なります。
一つ目は、「(君の立派な姿や様子を)見てごらんよ」という意味で、相手の姿や成し遂げたことが素晴らしいという感嘆の気持ちを表し、この場合は ”you” が上がります。
- Hey, look at you! You look great, man!
- よぉ、君のその姿を見てごらんよ!カッコいいな!
- Dora:
- Hey, Dad! Look, I can do it!
- Tom:
- Wow! Look at you, Dora! You’re doing great!
- Dora:
- ねぇ、パパ!見て、私乗れるよ!乗れた!
- Tom:
- わぁ!Dora、君の姿を見てごらんよ!すごいぞ!
“look at you” のもう一つの意味は、「(君のその酷い有り様を)見てみろ、自分を知れ」という意味で、相手の有り様が酷いことへの非難を表し、この場合は ”you” が下がります。
- Bradley:
- You should really start exercising.
- Julian:
- Look at you! You haven’t left the house all weekend!
- Bradley:
- 君は運動を始めたほうがいいよ、本当に。
- Julian:
- 自分はどうなんだよ!週末ずっと家にこもりっきりじゃないか!