ナチュラルな英会話に「使いこなす句動詞」
2016.11.16
put on
こちらのコーナーでは、動詞+副詞 または 動詞+(副詞)+前置詞 によって構成され、特別な意味を生じる「句動詞」について解説します。
それぞれの句動詞が持つ意味やニュアンスをしっかりと理解して、よりナチュラルな英語表現を目指しましょう!
(1)身に付ける
“put on” は、「衣類を身に付ける、身にまとう」という意味があります。
例えば、帽子・シャツ・ワンピース・ズボン・靴・スカーフなど、あらゆる種類の衣料品を「身に付ける」という意味で使うと同時に、衣料品に限らず、「化粧品」や「日焼け止め」といったものを「身に付ける=塗る」という意味に使ったり、サングラス・アクセサリー(ネックレスや指輪等々)・時計などを「身に付ける」と言い表す際にも使うことができます。
共通項は「身に付ける」なので、覚えやすいですよね?
[LizとRoseが夜に一緒に遊びに出かける前に、お互いスマホのメッセージでやりとりをしている]
- Liz:
- I’m about to put on my jacket and leave.
- Rose:
- Oh. I’m still putting on makeup.
- Liz:
- Hurry up!
- Liz:
- 私はジャケットを着てちょうど出ようとしているところよ。
- Rose:
- やだ、私まだ化粧中よ。
- Liz:
- 急いで!
なお、この句動詞 “put on” は “put” と “on” を分けて使うこともできます。
- He put on his hat and walked outside.
- He put his hat on and walked outside.
- 彼は帽子を被って外を歩いた。
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”put on” の反対の意味の表現はこちら
(2)体重が増える
“put on(体重)” で、「体重が増える」という意味でよく使われます。これもある意味、体重という重みを「身に付ける」と考えると覚えやすいですね!
- I put on 5kg this winter. I need to hit the gym!
- この冬5キロ増えちゃった。ジムに行かなくちゃ!
(3)催す、上演する
ほかにも “put on” には、劇・パフォーマンス・ショーなどを「催す、上演する」という意味があります。
[Richが、大学キャンパス構内で近々催すパフォーマンスのフライヤーを配っている]
- Rich:
- Hey, I’m putting on a show this Saturday. You should check it out.
- Kim:
- Oh yeah? What’s it about?
- Rich:
- I’m telling my life story through my kazoo. I started playing two weeks ago. It’s pretty deep.
- Kim:
- Oh, I think I’m busy on Saturday…
- Rich:
- よぉ、今度の土曜にショーをやるんだ。見に来てくれよな。
- Kim:
- へぇそうなんだ?何のショー?
- Rich:
- カズー(笛)を使って、俺の人生を語るんだ。二週間前にカズーを始めてさ。けっこう深いから。
- Kim:
- あ、えっと、私、土曜は忙しくって…