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意外と知らない「英単語の正しい使い分け」

2016.9.9

”be going to” と “will” の違いって?【未来形:~するつもりだ】

学校の授業で習った未来形、”be going to” と “will”。どちらも「~するつもりだ」という意味で使えるけど、その違いって……?実はネイティブスピーカーは、こんなポイントで使い分けているんです!

  • 未来のことが、前もって考えられていたことかどうか
  • 発言する前から決まっていたことについては “be going to”(既に予定していたこと など)
  • 決まっていなかったことには “will”(その場で思いついたこと など )

“be going to” が既に予定していたことや、計画していたことについて話す際に用いられるのに対し、”will” はその場で決まったこと(発言する前は決まっていなかったこと)について話す際に用いられます。

以下の例文をご覧ください。

A:
Someone needs to take the dog for the walk.
B:
I’ll do it.
A:
誰かが犬を散歩に連れていかないといけないな。
B:
僕が行ってくるよ。

この場合、Aの発言に対してBは「犬を散歩に連れて行く」ことを決めたので、”I’m going to do it.” は不適切になりますね。一方、

A:
Are you free tomorrow?
B:
Actually, I’m going to clean the whole house tomorrow.
A:
明日ひま?
B:
実は、明日は家の大掃除をするつもりなの。

この例文の場合、大掃除は予定を訊かれる前から決まっていたことなので “be going to” を用います。
以下の例文では、”be going to” と “will” の違いが分かりやすいのではないでしょうか?

A:
I’m going to submit my expenses today.
B:
Oh, I forgot to do that. I’ll submit mine today, too.
A:
今日経費精算をするんだ。
B:
忘れてた!私も今日やろっと。

Aは経費精算をもともと予定していたので “be going to”。BはAの話を聞いてから決めたので “will” になりますね。

以上、ざっくりと分かりやすい例で説明しましたが、文脈や状況などによって ”be going to” と “will”、どちらも使える場合が沢山あるため、一辺倒にはいかないのも事実。追求するほどに、微妙なニュアンスの違いがわかってくるのも面白いところですね。


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カジュアルな使い方 ”I’m gonna ~”

映画や海外ドラマなどで、”I’m gonna ~” という表現を聞いたことはありませんか?カジュアルな話し言葉では、”going to” は “gonna”(gənə, g`ɔːnə)と発音されることが多いです。

I’m gonna take a long vacation this summer.
今年の夏は休暇を長めに取るんだ。

※フォーマルな場面や書き言葉では使われないので、ご注意ください。

強い意志を表す “will”

「今日中に仕事を終わらせるぞ!」といった強い意思を表明する場合には、”will” を用います。”will” には、「意思」「決意」「決心」といった意味があるように、「絶対に~する!」といった意思を表すことができるのです。

I’ll finish this task by the end of today.
今日中にこの仕事を終わらせるぞ。

結婚式の誓いの言葉で ”I will.”(誓います。)と言うのも、単純な未来だけでなく本人の「意思」を表しているんですね。

ちなみにビジネスシーンにおいて「提出します」や「連絡します」などと言う際は、”will” を用いる方が「必ずします」といった「意思」も含まれるため、望ましいとされています。

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